1.おしろい花
作詞:たかたかし
作曲:木村好夫
雨の中咲いている 白粉花には
おまえのさみしい 横顔が似合う
涙ぐせ不幸ぐせ
いつもあきらめ先に立つ
ふたたびのめぐり逢い もしもかなうなら
おまえをもう二度と 離さない
好きだからいいのよと この腕(て)にくずれた
おまえのぬくもり 襟足のほそさ
泣きぼくろ白い指
長いまつ毛に宿る露
しあわせの入り口で 泣いちゃいないかと
気づかう水割りの ほろ苦さ
人の世のかなしみを おまえとせおって
あのとき出直す ことも出来たのに
涙ぐせ不幸ぐせ
今もひとりで暮らすのか
ふりむけば街の灯が 遠くにじんでる
旅路のはてまでも 匂う花
2.酔い語り
3.愛しつづけるボレロ ~ニューバージョン~
4.浜昼顔 ~ニューバージョン~
5.マリモの湖
6.倖せさがして
作詞:たかたかし
作曲:木村好夫
あなたのために 生まれてきたのと
おまえははじらい 小指をからませる
さがしていたんだよ
ちいさなしあわせを
俺のこころを ささえてくれる
やさしい女を さがしていたんだよ
からだのために わるいと叱って
おまえはタバコを 笑ってとりあげる
さがしていたんだよ
ちいさなしあわせを
俺に一生 ささげてくれる
かわいい女を さがしていたんだよ
きれいな花と いわれるよりも
おまえのような 素直な花がいい
さがしていたんだよ
ちいさなしあわせを
胸にほのぼの 灯りをともす
おまえをひとり さがしていたんだよ
7.心
作詞:星野哲郎
作曲:船村徹
黒髪に こころ こころ 縛られて
さまよう街の やるせなさ
行くも帰るも 罪の坂
闇路に 白い 白い 白い 雪がふる
盃に こころ こころ 秘めたまま
わかってくれと 目で話す
言えば 誰かを 傷つける
隠せば 胸が 胸が 胸がはりさける
君なしに こころ こころ 淋しくて
みれんの橋が 渡れずに
逢えば情の 深川に
流れて あえぐ あえぐ あえぐ 恋小舟
8.時が過ぎれば…
作詞:大津あきら
作曲:浜圭介
心の糸がもつれるように
あなたとの日々が消えてゆきます
時雨の港 暮らした部屋に
季節の花が 枯れて落ちます
※一年二年 そして愛が終われば
馬鹿な女も 詩人になるのですか
泣き虫…泣き虫…泣き虫ですね
素肌を焦がして 抱いたあなたに
涙が走ります※
哀しみよりも あなたにつのる
恋しさの方が 胸を染めます
海鳴りの音 聞こえる窓に
ひと文字 夢となぞるだけです
三年四年 そして時が過ぎれば
弱い女に 笑顔は戻りますか
泣き虫…泣き虫…泣き虫ですね
まぶたの裏で 戯ぐあの日に
涙が走ります
(※くり返し)
9.雪見酒
作詞:石本美由起
作曲:岡千秋
発売日:2010年8月25日(平成22年)
雪より白い この肌も
恋には 熱く 燃えるもの
あなたの女で 私はいたい
それも 叶はぬ こころに積る
情け ちらちら 雪見酒
いとしさ 添えて 酌ぐ酒に
盃 濡れる 掘り炬燵
あなたの女で 私はいたい
明日のことなど 知りたくないわ
酔うて うれしい 雪見酒
別れが人の 常ならば
逢う日につづく 道もあろ
あなたの女で 私はいたい
女房きどりで 甘える夜の
夢は 短い 雪見酒
10.ふたりの旅路 ~ニューバージョン~
11.おんなの街角
作詞:水木れいじ
作曲:五木ひろし
泣いて 泣いて 泣いて 泣いて
泣いて涙もかれはてた
バカな女が 雨の中
うそと知りつつ 今日もまた
濡れてかぞえる 想い出灯り…
忘れられない あの唇が
あなた… あなた… あなた逢いたい 女の街角
燃えて 燃えて 燃えて 燃えて
燃えてすがったあの胸も
今は誰かの 恋ねぐら
肌に染みつく 残り香に
浮かぶ面影 たそがれ化粧…
何もいらない ちいさな夢を
あなた… あなた… あなた返して 女の街角
泣いて 泣いて 泣いて 泣いて
泣いてはじめて知りました
男ごころは 通り雨
それもさだめと 歌うよに
誰が爪弾く 酔いどれギター…
惚れてひとすじ 命をかけて
あなた… あなた… あなた待ちます 女の街角
12.母人よ
作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし
海が母なれば この空は父のごとく
この世に授かった わが身の尊さよ
めぐる四季だけが 生きている道標ならば
せめて夢に咲き 老いて星に散れ
※母人よ いまも恋しく 花に似た
優しき あなたの匂い
時よ つれて帰れ
あなたのあたたかき胸に※
人の儚さは 朝露に生まれ落ちて
夕べは悲しみの 涙に暮れてゆく
熱きこの胸も いつの日か雪に凍り
今日を何故急ぎ どこへ帰るのか
父人よ いまだ未熟で
盛夏の日の 青雲より あなたは高く
時よ 語りかけて
あなたの教えのように…
(※くり返し)
あなたのあたたかき胸に
13.忘却の雨
作詞:小野彩
作曲:五木ひろし
ゆるやかな 坂道を登っていくと
降るはずのない 雨がしとしとと…
足りなかった 愛の数だけ心に突き刺さる
いつか 誰かの 証しになる時
あなたを忘れる 忘却の雨
手のひらに 打ちつける激しい雨を
目頭に当て 涙はらはらと…
偽りでも 愛に溺れてこのまま眠りたい
いつか想いを伝える その時
あなたが去りゆく 忘却の雨
愛の重さ はかなさを囁くけれど
雨は今でも止まず ざわざわと…
過去の夢を消し去るように夜の静寂(しじま)の中
いつか私を探し求めて
すべてを忘れる 忘却の雨
14.凍て鶴
作詞:喜多條忠
作曲:三木たかし
北の酒場で 飲む酒は
夢をしぼった 濁(にご)り酒
竜が哭(な)くよな 吹雪の先にゃ
凍て鶴みたいな 女が見える
凍て鶴よ 凍て鶴よ
強めの口紅 凍(こご)えた足で
降りつむ雪に 立ってるか…
遠い夜汽車の 笛の音が
胸のすき間を すり抜ける
詫びたところで 戻れぬ駅に
凍て鶴みたいな あいつが見える
凍て鶴よ 凍て鶴よ
かわりばんこに 凍(こご)えた足を
淋しい胸で ぬくめるか…
今じゃお前は どこの街
どんな暮らしを してるだろう
今も泣かない 女でいるか
それとも誰かと 暮らしているか
凍て鶴よ 凍て鶴よ
しばれた心と ふるえる足で
それでも俺を 許すのか
15.慕う
16.海の声 森の声
作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助
みなさん 静かにしてください
耳をすませて ききましょう
ちかごろの地球は うるさくて
本当の声が きこえません
潮騒のむこう 沖の彼方から
きこえるでしょう 海の声
世界の人の 悲しみとともに
海の心も 泣いています
やさしい海を いじめないで
きれいな海を 汚さないで
みなさん静かに 耳をすませて
みんなでききましょう 海の声を
嘆きの海の あの声を
みなさんもう一度 耳をすませて
きいてください 森の声を
よごれた風に よごれた雨に
疲れた森は 泣いています
やさしい木々を 傷めないで
森の静けさ 壊さないで
みなさん静かに 心をすませて
きいてください 森の声を
森の心の あの声を
嘆きの海の あの声を
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